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ソーシャルメディア詐欺について

ソーシャルメディア詐欺は、マルウェアをホストしている可能性があるリンクをクリックさせることを目的とした、ニュースフィードに表示されるさまざまな投稿です。

次のような詐欺が含まれます。

  • Like ジャッキング

    Like ジャッキングとはサイバー犯罪者が利用する不正行為の一種で、Facebook のソーシャル共有と同意機能を利用してその範囲を大幅に拡大します。典型的な手口として、ユーザーに賞品入手などのチャンスが提示されます。ユーザーが賞品目当てにリンクをクリックすると、本来は意図しないソーシャルネットワークプロフィールの「いいね!」をクリックしたことになります。

  • コピーペースト詐欺

    コピーペースト詐欺は、ユーザーのソーシャルネットワークアカウントを悪用して拡散します。サイバー犯罪者は、自動投稿によって他のユーザーのアカウントに不要なスパムメッセージを拡散するスクリプトをユーザーに実行させるトリックを利用します。同じトリックを使って、これらの自動投稿で次々と詐欺の伝播が試行されます。

    コピーペースト詐欺を実行するには、ユーザーにスクリプトを手動でコピーペーストさせる必要があります。このため、拡散する力はある程度制限されます。

  • イベント詐欺

    イベント詐欺には、悪質な Web サイトへのユーザーのリダイレクト、ユーザーの個人情報の収集、ユーザーの Facebook プロファイルへのアクセス権限の取得などを行うために Facebook イベントページを作成するサイバー犯罪者が関与します。多くの場合、サイバー犯罪者は潜在的な犠牲者の数を増やすために、多数のユーザーにイベントページの案内を送ります。

  • 偽プラグイン

    偽プラグイン詐欺は、ソーシャルメディアユーザーを騙して悪質な Web ブラウザプラグインをインストールさせようとするものです。この詐欺は、サイバー犯罪者がソーシャルメディアに衝撃的な見出しを付けてビデオを拡散することで行われる可能性があります。ユーザーがこのビデオをクリックすると、勧められたコンテンツを見るために悪質なブラウザプラグインをインストールするようにメッセージが表示されます。

  • 偽案内

    偽案内詐欺は懸賞に当たるチャンスを提供するとユーザーに触れ込むもので、ソーシャルメディアでの投稿によって拡散します。ただし、サイバー犯罪者はこの約束を守ることなく、ユーザーをアンケートや悪質な Web サイトに誘導し、ユーザーにその偽案内をさらに拡散させたり、ユーザーの個人情報を提出させたりします。

  • コメントジャッキング

    コメントジャッキングは、ネット上でサイバー犯罪者によって利用されるトリックの 1 つです。サイバー犯罪者は、ユーザーを騙して投稿にコメントさせ、投稿を共有するようにユーザーを誘導します。サイバー犯罪者は、魅惑的な見出しを使って、ビデオを見るためのリンクをクリックするようユーザーを誘導します。リンクをクリックしたユーザーには偽の CAPTCHA テストが表示されます。偽の CAPTCHA を完了すると、そのユーザーは知らないうちに Facebook の投稿にコメントをつけた状態になります。ユーザーがコメントした投稿はそのユーザーの友人のホームページで共有され、詐欺がさらに拡散していきます。

  • パーミッション要求

    パーミッション要求詐欺は、ユーザーのソーシャルメディアアカウントへのアクセス権を取得するために、ソーシャルネットワーク上で悪質なアプリケーションをインストールさせることで行われます。サイバー犯罪者は、ユーザー当人であるかのように振る舞って投稿できるようにするため、さまざまなパーミッションを要求する悪質なアプリケーションをインストールするようにユーザーを巧みに誘導します。

  • 手動共有

    手動共有とは、サイバー犯罪者がユーザーを騙して誘導し、コンテンツを見る手段として共有ボタンを手動でクリックさせることです。サイバー犯罪者は、衝撃的な出来事、おかしな出来事、セクシャルな出来事、どぎまぎさせる出来事などについての魅惑的な投稿を利用し、関連ビデオにリンクしていると触れ込みます。ビデオを見ようとすると、ユーザーは投稿を共有するように求められたり、騙されて別の言語で表示された共有ボタンをクリックしたりします。投稿を共有すると、そのユーザーはアンケートへの返答、年間契約サービスへのサインアップ、悪質なブラウザの拡張機能やアプリケーションのダウンロードを求められる可能性があります。

  • 偽アプリリダイレクト

    偽アプリリダイレクト詐欺は、ソーシャルネットワークサイトから外部の Web サイトにユーザーを送るという方法で行われます。外部の Web サイトに送られた後、ユーザーはその送り元である、ソーシャルネットワークサイト上のアプリにリダイレクトされることがあります。リダイレクトによってユーザーが戻ったアプリは、サイバー犯罪者がユーザーとして振る舞うことを許可するパーミッションを求めることがあります。

  • Facebook ボット

    Facebook ボットは、チャットメッセージを送信したり悪質なリンクが含まれる投稿を共有したりする目的で偽のユーザープロフィールを作成するソフトウェアプログラムです。このボットは、友人申請を Facebook ユーザーに送ることによって拡散します。

  • Twitter 詐欺

    Twitter 詐欺は、主として詐欺コンテンツやスパムコンテンツを拡散するためにサイバー犯罪者がツイートを利用して行うものです。この攻撃は、ユーザーのアカウントを危殆化する、個人情報を盗む、ユーザーを誘導して攻撃者に送金させる、マルウェアをインストールさせるといったことを試みる可能性がある悪質な Web サイトにユーザーをリダイレクトする可能性があります。

オンライン詐欺について詳しくは、「オンライン詐欺を防ぐ方法」を参照してください。

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文書番号(ID): v97291099
オペレーティングシステム: Windows
最終更新日: 2023/09/06